びっくりしないでくださいねと言われて…
昔、仕事でお世話になった人から、ある年に年賀状がとどきました。そこにはこんな一文がありました。
「仕事や家庭のストレスで毛が抜けました。もう髪の毛がスカスカでおじいちゃんみたいです。お会いしたときにびっくりしないでくださいね(笑)」
いろいろ噂では聞いていたけれど……。でも、なかなか再会する機会がないまま、ずっと数年間もきてしまいました。
その人はたしかにストレスを受けやすい、真面目な人です。でも、ふだんは明るくて前向きな人なので、人に好かれるタイプだと思います。
それだけに、ちょっと気の毒だなあと。髪が薄くなってしまったいま、どうやって接したらいいのだろうと迷います。
励ましてほしいと頼まれてはいません。でも、年賀状の感じではちょっと落ち込んでいるニュアンスも読み取れるので、微妙です。
やっぱり、励ますのか、励まさないのかは、会ったときの会話の流れで考えるしかありませんね。せめて、年賀状をいただいた直後に会っていれば、
「ああ、やっぱり年賀状のとおりだったんですね。(髪の毛がスカスカになったのも)いろいろ事情がおありだったようで……」
なんて、最後はモゴモゴした感じながら、なんとか会話ができたと思うんですけど、ちょっと時間があくと妙な感覚になってきます。
もしかしたら、微妙に復活しているかもしれない。もっと悪化しているかも。
頭部をなにかで覆うという完全武装状態になっていたら、「あっ!」というショックは倍増です。そんな心理から、会った瞬間はたぶん、凝視してしまうでしょう。
いやいや、ネガティブに考えないようにしましょう。
髪の毛が薄い人は「ほかの人が頭を見ないで会話や対応をしてくれるのが、いちばん精神的にラクだ」と聞いたことがあります。
なるべく上を見ないようにして、さりげない会話(笑)。
そのひとがもし、自分から薄毛を改善したいという意思を示してくれたら、うれしいですね。
とりあえず、薄毛にいい栄養とか食事の知識を「彼氏 はげそう 料理」で検索したサイトで調べておきました。
私も抜け毛が多くなってきたことですし、改善しなければいけません。
さりげない会話のきっかけになるといいな~。